井上美琴「刺青 背負う女」のヌードシーン
- 日本
- 2009年
いのうえみこと 1984年生(36歳) 身長168cm.B83.W59.H84 - 2001年ユニチカマスコットガール。端正な顔立ちとそれに合ったスレンダーな身体。2000年代後半に渡韓し語学を学びながら韓国で女優を目指す
ヌードの解説
全編を通して満遍なく井上美琴さんのヌードはあります。
初めは、惰性で付き合っている既婚男性との濡れ場です。気乗りしない彼女は完全にまぐろ状態で嫌々セックスの相手をしますが、男性は、そんな彼女に構いもせず勝手にイッてしまいます。
覇気がなく、淡々と日々を過ごしている井上美琴さんは、ヤクザ役の波岡一喜さんと出会うことで人間らしさを取り戻してゆくのですが、二人が愛を育む過程で前述の既婚男性と波岡さんを対比させるための濡れ場があり、エロティックにもだえる彼女を見ることができます。
最後は、もちろん井上美琴さんの背中に刺青が入ることになりますが、その刺青を見せることがこの映画の最大の魅せ場となっているので、そこでも渾身のヌードを見せてくれます。
彼女は、無駄な肉がほとんど付いていないモデルとしては理想的な体型をしているので、お尻にもほとんど肉がなく、湯船からザッと立ち上がるシーンでは穴まで見えそうです。これほどまでにはっきりと割れているお尻は珍しいのではないでしょうか。
備考(作品の総評や写真集情報など)
刺青シリーズ第3弾となる刺青 背負う女は、今までの作品とは一味違い、シリーズ化で起こりやすい単調さをうまく回避していると感じました。
まず、最も大きな違いと感じたのは、今までの2作品に比べ刺青を彫るシーンが圧倒的に少ないことです。今までの作品では、「刺青は火傷みたいなものだから、一日で彫ることはできない…」といった内容のくだりがあり、何回にも分けて彫るシーンがありますが、今作では、早く流れる雲の映像で月日が流れてゆくことを表現し、彫るシーンは最小限になっています。このシリーズを観ている人にとっては、同じことの繰り返しになるので、その部分は極力減らし飽きさせないように、また、寝そべった人を淡々と撮ることによって動きが止まってしまうこともなくそうとしているようです。
次に注目すべきところは、彫師が女性(伊藤裕子)であるという点です。これも今まで刺青を扱ってきた他の作品にはない特徴で、彼女の役割が映画のアクセントになっています。
そして、クライマックスです。真っ赤なドレスに身を包み、颯爽と歩く井上美琴さんは、最初の死んだ目をした女性とははっきりと違う女性に変貌しており、カメラが彼女を追いかけると…。ラストは、本当にゾクゾクします。
滝を登り龍へと変身する登竜門の伝説や背負うもののある女ということをうまくリンクさせ、最後はすっきり終わらせる。鑑賞後は、とてもすがすがしく良い気分になりました。
刺青 背負う女は、とても良くできており、しっかりと練られて世に出てきたものであるとすぐにわかるすばらしい映画です。